当園では言語聴覚士による『ことばあそび』、作業療法士による『うごきあそび』が行われています。
ことばあそび
『話すこと、食べることに必要な口周りの筋肉を鍛える』
『聞く姿勢を育てる、聞いて理解する、言葉の言い回しを学ぶ』
うごきあそび
『えんぴつや箸、ハサミ等の細かい手指の動き(微細運動)の発達を促す』
『発達の土台となる感覚を育てる』
以上を目的とし行っています。
おくちのトレーニング
お話する時にも食べる時にも使う、『おくち』のトレーニングからスタートです。皆で一緒に『あいうべ体操』を行いました。初めてでもしっかり大きく動かして頑張っていましたよ。あいうべ体操は、子どもによくみられる「お口ぽかん」を改善し、鼻呼吸の習得にもつながります。他にも良い点がたくさんあるので、一年間続けていきたいと思います。


こいのぼりのうろこ作り
こいのぼりのうろこを製作しました。
クレヨンとハサミの正しい持ち方を学びながら個性あふれるうろこを作りました。
3歳前後からハサミを使って紙を切ることができるようになります。ハサミを使用することにより、手先の器用さや集中力・想像力を養います。発達に必要な要素が沢山ありますので、怪我に十分配慮しながら行っていきます。


口周りのトレーニング体操
口周りのトレーニングを目的に「あいうべ体操」と「パタカ体操」を行いました。パタカ体操では「パパパ…」「タタタ…」と同じ音を繰り返し素早く発音します。年長さんは素早く発音することができていました。年少さんはまだ難しさがあるようでしたが、一生懸命発音していましたよ。
パタカの音はそれぞれ、パは唇、タは舌の前の部分、カは舌の奥を使う音です。口周りを鍛えることで、発音の改善や噛む力の向上が期待できます。さらになんと、免疫力アップ、姿勢改善、睡眠の質の改善にも繋がります!

かえるの的を作り
お花紙を丸めて、のりで貼り付けて作りました。皆で協力して完成させた作品は可愛く立派に仕上がりました♪
お花紙を丸めることで、感触や形の変化を感じながら手先の運動を促し、手先の器用さを養います。また、小さく丸めることでつまむ力や握力も高めることができます。

舌の動きトレーニング
みんなのお口の周りにポン菓子をくっつけて、舌で舐め取ってもらいました。初めは舌の使い方に悩む姿がみられていた子どもたちですが、コツを掴むと上手に舌を動かすことが出来ていました。舌の動きが良くなると、発音が良くなるだけでなく、歯並びの改善や口呼吸の改善にも効果があります!
終わった後はみんな「またやりたーい!」と話していましたので、是非ご家庭でも行ってみてくださいね。


折り紙
折り紙は細かい作業の繰り返しなので、手先の器用さや集中力・記憶力を高めるのに効果的です。手先を細かく動かすことで脳の活性化にもつながり、左右の手で異なる動作をすることで、両手の協調性も向上されます。
紙飛行機を飛ばすことで飛び方を予測したり、方向を考えたり空間認知能力を高め、目で追うことで視覚の発達にもつながりますよ!

吹くトレーニング
吹き矢とティッシュ転がしゲームで遊びました。吹き矢はフ~と優しく吹くだけでは的は倒れませんよね。子ども達は吹き方を教えなくても自分で考え、強くフッ!と吹いて上手に的を倒していました。逆にティッシュ転がしゲームでは、少し長めにフーッと優しく吹くことでティッシュをゴールまで運ぶことができます。どの位の強さで吹くか、どこに空気を当てると上手くいくか、繰り返し吹いて工夫する姿がみられていましたよ。うまく吹くためには、呼吸のコントロールや口周りの筋肉をタイミングよく動かすことが必要です。


ボーリング・ボール入れ
今月は「力加減」を育てるためにボーリングやボール入れなどの遊びを行いました。 力加減が難しいと物を壊す、感情のコントロールができない、集中ができない、衝動的な行動など生活で様々な困りごとが出てきます。ボール遊び、ブロック遊び、楽器遊び、積み木遊び、ジャンプ遊び、綱引きなど遊びの中で「力加減」を育てることができるので是非ご家庭でも遊んでみて下さいね。
